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【レビュー】なれる!SE7 ~目からウロコの?客先常駐術~

なれる!SE7
不自由!非合理!理不尽!戦慄の客先常駐編!

book_07.png 

↑あらすじはこちら。

 と銘打たれていた「なれる!SE」シリーズの新刊ですが、前回が割合ほのぼのとした短編集だったこともあり、より一層、今回の超絶ブラック企業編の黒さが際立っていた気がします。

 物語冒頭ではいつも通り(いつも以上に)ちょいエロマシマシな日常パートで(我らが堀江由衣さん演じる@ボイスドラマ)カモメさんのおっぱいが強調されていたり、おっぱいが強調されていたり、おっぱいが強調されていたりしました。

 そこからまあ、これまたお約束通りあのいらんことしいな社長さんに理不尽な案件をつきつけられて客先へと出向く工兵くんと室見さん。情弱な客先のお偉いさんにいろいろしっちゃかめっちゃかなことを言われつつ、にこにこしながら嬉しそうに(表面上は)オーバーワークへと没入するという社畜芸人タリティマシマシな展開ですわ。

 ただ、ここから一気にムードが『いままでのなれる!SE』的なサムシングからがらっと変わります。

 いつもの展開だと、工兵くんが右往左往してる間に室見さんがちゃっちゃか仕事しちゃって、出来の悪い工兵くんに室見さんが「さあ私の与えるチラリズムによりこの脇で股間をスコスコされる妄想にでもダイブして昇天しなさい」とでも仰いそうな丈の短いセクスィーキャミソールを着つつ、我らがちっぱいを揺らして(揺れてないけど)工兵くんの仕事をサポートしてくれつつ、最終的に工兵くんが折衷案的なブツを思考の波からひねり出して大団円で終わりますよね。


 甘かったわ。


 今回スポットが当てられるのは工兵くんの活躍だけでなく、客先の派閥や、上官としての隠された室見さんの思いやり、世の中の厳しさなどいろいろありました。だからこそよりドロドロとした深みのある、とんでもない黒さが全面に押し出されているのではないかと思います。

 そもそもぼくは、この「なれる!SE」というライトノベル、SIerのブラックな日常というテーマではありますが、その実内容は完全な勧善懲悪もので、これは古典的なライトノベルの風習に通ずるものがあるのではないかと常々思っておりました。

 けれど、今回の「一難去ってまた一難」ぶりはそこはかとない。そこはかとねぇよ。

 客先の提示する「奴隷労働」、「俺たちは奴隷なんかじゃない!」そんな中、オーバーワークの犠牲となって華と散る我らがスーパーハカー室見さん……正直、この展開はあまりにも重くて、就活を控えた年であるぼくの心に強烈な心証を植え付けてくれました。なんといってもね、今回の話が「実際に起こっていることである」というノンフィクションっぷりが誘引される鬱に拍車をかけているんですよ。

 そして強烈なエンディング……次巻まで目が離せません。

 初版からずーっと買い続けてきて、妥協してラブコメしないこの精神。たまりませんな!



 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー----キリトリーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー-------

 この記事を書くにあたって、なにぶんライトノベルのレビューをこうして記事にするのは久々のことなので、参考までにとほかの方々のレビューを読ませていただいたのですが、とくにSE経験者の方からの反応が凄まじかったですね。なれる!SE自体はその性質上、「業界から注目されている」作品だと言われておりますが、今回のお話はその中でもとくにリアルや社会の闇にベタベタ触れこんだ、「業界を震撼させる」といっても過言ではない作品なのではないでしょうか!

 あ、そうだ。
「なれる!SE」の公式サイトがOPENしましたね。ぼくもチョッパヤで行ってまいりましたよ。
 そして聞いてきましたよボイスドラマを!いやー東山奈央ちゃんの室見さんがハマり役すぎてたまらんかったです。ぜひご一聴のほどを。
 ぼくは電撃の回し者ではありませんが、公式サイト(兼ボイスドラマ配信サイト)をペタリしておきますよー

 じゃあ、締めの言葉。

『働きたくないでござる』
 
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Author:てのり
激しい音楽が好きです。
小説も書いて新人賞に投稿したりしてます。
ときどき動画もあげてます。

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